福島県下9教会 第8回東日本大震災物故者慰霊洋上供養
東日本大震災による津波で多くの犠牲者が出た福島・いわき市で7月19日、「第8回東日本大震災物故者慰霊洋上供養~復興への祈り」(同賛同者会主催)が開催され、地域の宗教者、立正佼成会福島支教区9教会の会員ら160人が参列した。
式典では賛同者会を代表してカトリックさいたま教区教区長の山野内倫昭司教があいさつした後、参列者全員が手をつなぎ、鎮魂の祈りを捧げた。天台宗会津薬師寺の筒井叡観住職による供養文奏上に続き、「慰霊復興並びに海上安全祈願の護摩供養」が行われる中、各宗教の代表者が宗教別に礼拝。本会からは庭野貴市両沼教会長が東日本大震災犠牲者慰霊・復興祈願法要式文を奏上した。
この後、代表者20人が船に乗り、式典が行われた江名港から沖合へ出発。船上から犠牲者を慰霊する供養紙をまき、散華供養を行った。また、他の参列者も岸壁から慰霊の誠を捧げた。
第1回から参加している本会磐城教会儀式部長(74)は「毎年、さまざまな宗教による祈りが捧げられています。宗教は異なりますが、慰霊・復興という目的は同じです。“こころひとつ”に、今後も続けていきたい」と語った。