ローマ教皇 米の月面着陸50年に寄せ人類の未来語る(海外通信・バチカン支局)

米国の宇宙船アポロ11号が1969年7月20日に月面に着陸してから50年を迎えた。ローマ教皇フランシスコは21日、バチカン広場での正午の祈りの席上、「50年前の7月20日、人間が月面に着陸するという夢を実現した」と述べ、「あの人類の大きな歩みにまつわる記憶が、『さらに大きな目的』に向けた願望に火を付けるものとなっていくように」と願った。

教皇の願う、さらに大きな目的とは「弱き人々の尊厳を守り、諸国民の間に正義をもたらし、私たちの共通の家(地球環境)を保護して未来を築く」ことだ。
(宮平宏・本紙バチカン支局長)