【下田教会】 教会発足60周年記念式典

講話に立つ秀島中部教区長

立正佼成会下田教会は5月12日、教会道場で記念式典を挙行し、348人が参加した。

奉献の儀、読経供養に続き、壮年部長(71)が体験説法を行った。壮年部長は、50年以上続けた漁師の仕事が行き詰まり経済的に苦しむ中、一人で悩んだ過去を述懐。「ご法の習学」などで学んだ仏性礼拝(らいはい)行に努めることで、自分を支え続ける家族やサンガ(教えの仲間)に感謝が湧き、新たな環境で働き出した今も謙虚な心で毎日を過ごせる喜びを発表した。

この後、秀島康郎中部教区長が講話に立った。人生は自らの行動で定まっていくため、指針を持つことが大切と強調。「三法印」が仏教の根幹と説明し、「『諸行無常』『諸法無我』を認識して、お互いさまに、人を許し、感謝を伝えられる人間になりましょう」と述べた。