WCRP/RfPがミャンマーで平和実現に向けフォーラム 光祥次代会長がスピーチ

この後、2日間にわたって「各宗教による積極的平和の構想」「常設委員会からの発表と青年の応答」「分科会報告」「フォーラムに関する国際宗教指導者の視点」の全体会合と、分科会が開かれた。「フォーラムに関する国際宗教指導者の視点」の全体会合では、光祥次代会長、インドネシア元大統領特別補佐官(宗教間の調和)のディン・シャムスディーン博士、ノルウェー国教会オスロ名誉司教のグナール・スタルセット師が登壇し、同国際委の杉野恭一副事務総長が司会を担当。光祥次代会長は女性のエンパワーメントについて英語でスピーチした。

スピーチに立つ光祥次代会長(写真右)

この中で光祥次代会長は、同フォーラムやミャンマー委の会合に多くの女性が参画していることに触れ、同国の女性の活躍を讃(たた)えるとともに、本会でも多くの女性が悩みや苦を抱えた人の元を訪ね、積極的に活動している様子を紹介。また、庭野日敬開祖が諸宗教間対話・協力に尽くしていたため、自身も他の宗教を尊重する環境で育ったと説明した。そうした体験から、次世代の教育にとって家庭で語られること、実践されることは大事な要素であり、とりわけ子供に影響力を持つ女性の役割は重要と語った。

さらに、女性は社会で大きな貢献を果たす存在であると強調し、1000人以上の女性の諸宗教者が集うWCRP/RfPグローバル女性宗教者ネットワークの活動に言及。シエラレオネ諸宗教女性ネットワークが内戦の終結や和解に大きな役割を果たした例を挙げながら、女性が能力を発揮して次世代の育成に努め、より良い未来を共に築いていきたいと述べた。