【山口教会】 教会発足60周年記念式典
立正佼成会山口教会は4月21日、教会発足60周年記念式典を教会道場で厳修し、約700人が参加した。
奉献の儀、読経供養に続き、支部長(66)が体験説法を行った。長男が中学生の頃に不登校になり、法座や手どり、サンガ(教えの仲間)の助言を通して自分本位の考え方に気づき、わが子の心に寄り添うことができた喜びを発表。この体験を生かしながら、サンガの抱える課題に取り組んでいると語った。
講話に立った酒井教雄元理事長は「人間は、生老病死の苦から逃れられない存在」と強調。四諦(したい)の法門に触れ、「しっかりと苦を受けとめて八正道を日々行じていけば、苦悩は消え、安らかな境地で人生を歩むことができるのです」と語った。さらに信仰によって苦を乗り越え、そうした経験を生かして、人の苦悩に寄り添う尊さを述べた。