「親子で取り組むゆめポッケ」の昨年の“ポッケ”が現地へ 全輸送便が出航

昨年、パレスチナ・ガザ地区で配付されたゆめポッケを受け取って喜ぶ子供たち©UNRWA 2018

昨年6月1日から8月31日までの「親子で取り組むゆめポッケ」キャンペーン期間中に、全国から寄せられたゆめポッケを載せた輸送船のうち、パレスチナ・ガザ地区に向けた船便が3月22日、横浜港から出航した。これにより、昨年12月27日に出港したフィリピン・ミンダナオ島への便と、2月12日に出港したレバノンへの便を含む全ての輸送船が配付先に向かった。

「親子で取り組むゆめポッケ」は、紛争や対立で心が傷ついた世界の子供たちに、立正佼成会の小学生、中学生が手製の布袋(ゆめポッケ)に文房具やおもちゃなどを詰めておくる平和活動。昨年の期間中に寄せられたゆめポッケの総数2万3197個のうち、ミンダナオ島向けの2000個とレバノン向けの7300個は、先月までに現地の港に到着した。

一方でパレスチナ・ガザ地区におくられるゆめポッケは1万3897個に上った。このゆめポッケを積んだ輸送船は、約1カ月をかけ、イスラエル南部のアシュドッド港に到着。同国当局の検査後、パートナー団体を通じて現地の子供たちに配付される予定だ。