開祖記念館企画展示 「お釈迦さまを支えた在家信者たち」
開祖記念館企画展示「お釈迦さまを支えた在家信者たち」(主催・中央学術研究所開祖顕彰資料室)が3月4日から12月15日まで、立正佼成会本部(東京・杉並区)の法輪閣特別展示室で開催される。
展示内容は、主に「釈尊伝研究」「庭野開祖と歩む~本会創立から国内布教拡大へ~」「中村晋也氏作の釈迦八相像『分舎利』のオリジナル像」「普門館模型」。この企画展示は、法相宗大本山薬師寺、公益財団法人中村晋也美術館、日本ペンクラブ会員の益田晴代氏などの協力を得て行われる。
「釈尊伝研究」は、本会中央学術研究所の委託を受けて森章司東洋大学名誉教授の研究チームが平成4年から取り組んできたもの。これにより、釈尊の生涯(仏伝)と釈尊教団(釈尊のサンガ)の形成史が初めて明らかになった。今回の企画展示では研究成果を踏まえ、釈尊とゆかりある10人の在家信者の人生を紹介する。また、釈尊と在家信者が結縁(けちえん)を深めた場所を示す地図、研究成果をまとめたモノグラフも展示される予定だ。
「庭野開祖と歩む~本会創立から国内布教拡大へ~」では、40点を超える写真を掲示。庭野日敬開祖、そして師と共に布教伝道に尽くした先達の姿を紹介する。
「中村晋也氏作の釈迦八相像『分舎利』のオリジナル像」では、文化勲章受章者で彫刻家の中村氏が手掛け、薬師寺(奈良)西塔に奉納されている釈迦八相像の果相(成道・転法輪・涅槃=ねはん・分舎利)の中から「分舎利」のオリジナル像を展示。森名誉教授の解説文が掲示される予定で、その中には、「お釈迦さまは入滅にあたり、侍者であったアーナンダ(阿難)尊者に『舎利の供養は在家信者に任せなさい』と遺言されました」とあり、作品を通して、在家信者の手で執り行われた葬儀の様子を見ることができる。
なお、100分の1のスケールで再現される「普門館模型」は、4月に入ってからの展示となる。
◆法輪閣特別展示室へは、法輪閣1階庭園側にある入口から。詳しい開館日時は、開祖記念館ウェブサイト(https://kaisokinenkan.jp/memorial/schedule/)に掲載。あるいは電話でお問い合わせください。
TEL 03(5341)1004