カナダのキリスト教の指導者 首相に核廃絶への取り組みを要望(海外通信・バチカン支局)

カナダのキリスト教諸教会の指導者26人はこのほど、トルドー首相と主要政党の代表に宛て、「私たちの核兵器廃絶へ向けての使命は、地球が神に属するものであり、地球上のあらゆる存在が神の愛と審判の下にある、という信仰に根差すものである」との公開書簡を提出した。バチカン日刊紙「オッセルバトーレ・ロマーノ」が1月16日に伝えた。

ステファン・ケンダル牧師(長老派教会、カナダ教会協議会議長)、フレドリック・ヒルツ首座主教(聖公会)、リオネル・ジェンドロン司教(カトリック司教会議議長)などが署名した公開書簡は、「核の恐怖による抑止論と、その論理に基づく核兵器の保有と使用を放棄」と核兵器禁止条約の支持を訴えている。

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