WCRP/RfP日本委「フクシマコミュニティづくり支援プロジェクト」 2018年度第3期支援先発表
世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会はこのほど、「フクシマコミュニティづくり支援プロジェクト」の2018年度第3期支援先を発表した。
同プロジェクトは14年10月、東日本大震災の復興支援として発足。今回の支援を含め17期にわたり、延べ250団体に計約4800万円を支援してきた。
震災発生からまもなく8年を迎える福島県では、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、今なお3万2880人が県外での避難生活を余儀なくされている(同県18年12月11日調べ)。今回の支援では、地域内や世代間の交流を通したコミュニティーの再生、活性化に取り組む10団体に計200万円を寄託する。
そのうちの一つ、いわき市の「小浜風童太鼓」は、県内外で伝統芸能の継承として演奏を行うほか、復興公営住宅で入居者と地域住民を対象に「健康太鼓教室」を開催。和太鼓を通じた交流の場を設け、コミュニティーの創出を図る。
また、宮城・仙台市の「東北大学福興youth」は、被災地でのボランティア活動として復興公営住宅でカフェなどを開いてきた。いわき市内の復興公営住宅を中心に、秋祭りや餅つき大会といったイベントを実施し、住民同士の交流の一助となっている。