「信教の自由とビジネス財団」(RFBF)会長のブライアン・グリム博士が本会を訪問 光祥次代会長と懇談

米国にある「信教の自由とビジネス財団」(RFBF)会長のブライアン・グリム博士が10月16日、立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、大聖堂特別応接室で庭野光祥次代会長と懇談した。

グリム博士は、世界的な宗教の専門家として知られ、国際宗教統計学、信教の自由に関する社会的・経済的影響に関する研究の第一人者。RFBF会長として、オリンピックの開催に合わせ、文化・民族間の緊張緩和、平和推進に尽くすビジネスリーダー、映画製作者、スポーツ選手、国際指導者を表彰する「企業コンベンションと平和賞」の取り組みを、経済界や市民社会、スポーツ界のリーダーや、各国首脳と共に行っている。国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)を推進することで、女性やマイノリティー、避難民、障害者が直面する問題の克服の手助けが願いだ。

2016年の同賞授賞式はブラジル・リオデジャネイロ市と共催し、国連機関や企業、市民団体の支援を受けた。冬季オリンピックに合わせた18年の授賞式は韓国・ソウル、平昌(ピョンチャン)で行われた。

20年には、オリンピック・パラリンピックの行われる東京での開催を企画しており、今回は準備の一環として来日した。16年1月にモロッコ・マラケシュで行われた『ムスリム多数派コミュニティーにおける宗教的少数派の人権――法的枠組みと行動への呼びかけ』と題する国際会議には、グリム博士、光祥次代会長が共に出席していた。

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