〈ひと〉グローバルに活躍! 佼成学園女子高校3年の徳久愛華さん、2年の橋口和佳奈さん

ユース女子日本代表に選ばれた橋口選手

ハンドボール女子ユース日本代表として世界大会に出場
同校ハンドボール部2年 橋口和佳奈さん(17)

ハンドボールの女子ユース日本代表に選ばれ、ポーランドで行われた第7回女子ユース世界選手権に出場した。

「自分より身長の高い選手が素早い動きをしていて刺激を受けました。練習を重ね、フットワーク力をつけていきたい」

180センチの高身長を生かしたプレーを強みとし、2016年にはオリンピック有望選手に選ばれた実力者だが、初めての国際大会では、“世界”を感じた。

ハンドボールが盛んな熊本県の出身。小学4年の時、2歳上の兄と友人の影響でハンドボールを始めた。強豪・宇城市立松橋中学に在学中だった2年前、熊本地震が発生し、被災。全国大会に向け、励んでいた練習も長期間行えず、チームは苦境に立たされた。だが団結して困難を乗り越え、春夏連覇を果たした。

昨秋から今春にかけて、右腕のけがに苦しんだ。リハビリ期間中には、周囲の期待が重圧に変わり、一度は真剣に退部を考えたが、「成長するために頑張っていこうと強く思い、そこから変わった」。筋力トレーニングに専念し、焦らずに治癒を待ったかいあって、練習に復帰すると、けがをする前よりも体が軽く感じられた。

来夏、最高学年で迎えるインターハイの開催場所は、地元・熊本。小学6年から一緒にプレーしている同校の畑山瑚々南キャプテンをはじめ、チーム一丸となって頂点をねらう。