日韓宗教者平和フォーラム 東アジアの安定へ、韓国の政治状況学ぶ

韓国の政治状況について説明する李教授

韓国の政治変動と「広場政治(ろうそく集会)」そして日韓関係』をテーマに、日韓宗教者平和フォーラムによる特別講演会が12月20日、東京・新宿区内の施設で開催された。宗教関係者や市民ら約20人が参加した。

庭野平和財団が協力する同フォーラムは2010年、日韓両国の宗教者の相互理解を推進し、東アジアの平和を目指すことを目的に設立された。今回の講演会は、韓国政治の変動と今後の日韓関係、東アジア情勢の理解を深めるために行われた。

当日は、韓信大学の李起豪(イ・キホ)教授が講演し、韓国で生じた民間人の国政介入問題により、国民が朴槿恵大統領を弾劾している韓国政治の現状に言及。2014年の旅客船「セウォル号」沈没事故への対応の不備や朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対する外交政策の不手際など約4年にわたる朴政権の問題点を指摘した。

その上で、朴大統領の退陣を求め、毎週末に実施される市民によるデモ行進「ろうそく集会」に触れ、毎回、全国で数百万人の市民が参加していると説明。「国民一人ひとりが自分たちで国の歴史を動かしていると感じている」と述べ、国民の政治意識を解説した。

さらに、東アジア情勢の安定には、日韓両国の市民レベルでの協力が重要と強調し、「過去の悪しき日韓関係をRememberするのではなく、お互いに手をとり合うRe-Memberになっていくことが大切」と語った。