【詳報】お会式・一乗まつり 本会創立80周年を祝し、約7000人が勇壮な行進
立正佼成会創立80周年を迎えた平成30年次の「お会式・一乗まつり」が10月14日、本部施設周辺(東京・杉並区)で行われた。この日、早朝まで降り続いた雨は午前9時前に上がり、時折、雲の合間から青空がのぞく天候の中、本会発祥の地・修養道場から法輪閣駐車場までを練り歩く「一乗行進」には本部班、国内外の支教区、教会など40隊、約7000人が参加し、笛、鉦(かね)、太鼓のリズムに合わせ、万灯やマトイを中心に勇壮な行進が繰り広げられた。約2万5000人が沿道から声援を送った。
追慕・讃歎・報恩感謝の心で
お会式・一乗まつりは、日蓮聖人の遺徳を偲(しの)ぶとともに、法華経の一乗精神に基づき、法華経によって「人を救い、世を立て直す」との一念で生涯を貫いた庭野日敬開祖を追慕・讃歎(さんだん)し、報恩感謝の心で菩薩行実践を誓願するためのものだ。
午前9時から大聖堂で、「一乗行進祈願供養」が行われた。庭野光祥次代会長を導師に読経供養が営まれ、続いて庭野日鑛会長が登壇した。
庭野会長は、「お会式・一乗まつり」の「乗」の意味合いについて言及。煩悩にとらわれた人間の心を悟りに向かわせる、(乗り物としての)力が「乗」の字の意味と説明し、「今日は、『乗』の意味をかみしめながら、力を出し合って元気に行進させて頂きましょう」と参加者に語り掛けた。
この後、新日本宗教団体連合会(新宗連)活動で本会と協力関係にあるパーフェクト リバティー教団を母体とするPL学園高校バトンチーム15人が、「This Is Me」の曲に合わせ奉納演舞を行い、躍動感あふれる演技を披露。会場からは大きな拍手と歓声が送られ、大聖堂のボルテージが一気に上がった。バトンチームはその後、普門館前に設けられた観覧席前の中野本郷通りの路上でも演舞を披露した。
バトンチームキャプテンの伊藤文(あや)さん(18)は「(パーフェクト リバティー教団以外の)宗教施設や道路での演技は初めてで、どうなるのかなと想像がつかなかったのですが、会場の雰囲気がとても温かく、たくさんの方に見て頂けて、踊っていて本当に楽しくて。皆さんが盛り上げてくださったこと、その中で元気よく踊れたことをうれしく思います」と感想を語った。
午後0時30分、発祥の地・修養道場前で台東教会の青年男子部長(38)が発進を高らかに宣言し、「一乗行進」がスタート。本部をはじめ東京西、同中央、同東支教区22教会の御旗(みはた)に続き、本部班を先頭に40隊が中野本郷通りを練り歩いた。