総力戦でつかんだ栄冠 佼成女子ハンドボール部がインターハイ連覇!

積極的にシュートを放ち、チームを牽引した瀧川キャプテン

三重・津、鈴鹿両市で7月27日から行われていた「平成30年度全国高等学校総合体育大会ハンドボール競技大会兼高松宮記念杯第69回全日本高等学校ハンドボール選手権大会」(インターハイ)で佼成学園女子高校ハンドボール部が2年連続4度目の優勝を果たした。多彩なプレーを駆使して強豪校との激闘を制し、栄冠を手にした。

春の選抜大会では初戦で敗退した同校は、夏のインターハイに向けて敗因を分析。チーム全体でメンタルトレーニングに取り組むとともに、選手同士の信頼を高めて連携の強化に努めてきた。

「総力戦」で大会に臨んだ同校は1回戦、2回戦を勝ち進み、3回戦で選抜大会の覇者・大分高校と対戦。序盤から終始、拮抗(きっこう)した展開が続き、前半は1点リードで折り返すも後半終了間際に、同点に追いつかれて延長戦に突入した。先制を許した後に、3連続ゴールを挙げ逆転。最後は守り切って27対26で接戦を制した。

この勝利で自信をつけた同校は8月1日、津市のサオリーナ(津市産業・スポーツセンター)で行われた決勝に臨んだ。相手は、沖縄勢初の優勝を目指す県立浦添商業高校。こちらも波に乗っており、ディフェンスを強みとする両校の対決になった。

開始2分、佼成学園女子高は植松花乃選手(3年)のゴールで先制。その後も堅いディフェンスとゴールキーパー田村瑠莉選手(3年)のファインセーブで大量失点を許さず、着実に得点を重ねて13対9で前半を終了した。

後半は相手チームの追い上げで2点差にまで迫られたが、井上あみる選手(2年)がサイドからの難しいシュートを決め、食い下がる相手チームの勢いを止めた。終了1秒前、横山さら選手(3年)が得点を挙げてさらに差を広げ、25対22で競り勝った。

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