西日本豪雨 近隣教会からの支援始まる
西日本を襲った記録的豪雨は、広島、岡山、愛媛県などに甚大な被害をもたらした。大規模な土砂崩れや河川の氾濫によって近隣の家屋は倒壊し、加えて冠水により多くの人が避難を強いられている。
7月9日、庭野日鑛会長が『被災地の皆さまへ』と題したメッセージを発表。同日、立正佼成会本部は特に被害が大きかった岡山・倉敷市真備町を包括する倉敷教会に本部職員を派遣し、現地の状況を把握するとともに、物資の供給や支援体制について教会長や教会役員らと協議を重ねた。
被災地域では、電気やガス、水道のライフラインが途絶えた。この中で、水の不足に対応するため、本部から西日本教区に支援を要請。京都、大阪、兵庫各府県の教会から倉敷教会に備蓄の水、食料が送られた。
呉、尾道の両教会でもライフラインの復旧に時間がかかるため、近隣教会から支援物資が届けられ、本部スタッフの派遣も準備されている。また、徳島、高松、丸亀の各教会からの支援物資を乗せたトラックが、宇和島教会に向けて出発した。
なお、被災地域にある教会とは現在、本部が支教区と連携して連絡を取り合っている。各教会への問い合わせは、「災害対応に混乱を招く可能性があるため控えてほしい」との要請が本部の担当部署から出されている。
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