写真左から、庭野日鑛名誉会長、アディアン財団ファディ・ダウ理事長、ナイラ・タバラ副理事長

公益財団法人・庭野平和財団による「第３５回庭野平和賞」贈呈式が５月９日、国際文化会館（東京・港区）で行われた。

今年の受賞団体は、レバノンの国際ＮＧＯ「アディアン財団」。２００６年、異なる宗教を持つ５人によってレバノンで設立され、さまざまな宗教、民族の共生に向けた教育を推進する。さらに、シリア内戦で傷ついた子供たちと、宗教者を対象とする和解構築プログラムを開発するなど、レバノン国内外で和解と、多様性を豊かさとして享受する市民社会の構築に貢献している。

贈呈式では、庭野平和賞委員長のノムフンド・ワラザ氏（デスモンド・ツツ平和センター最高経営責任者）が選考結果と贈呈理由を紹介。続いて、庭野日鑛名誉会長からアディアン財団のファディ・ダウ理事長、ナイラ・タバラ副理事長に賞状と顕彰メダル、賞金（目録）が手渡された。

※贈呈式の詳細、庭野名誉会長のあいさつ、受賞記念講演、５月１０日の立正佼成会本部訪問の記事は同１４日に本紙デジタルに掲載