詳報 本会「創立80周年記念式典」 人を慈しみ、時代ひらく歩み重ね
この後、功労者表彰に移った。創立80年の節目を迎え、「教会役員功労者」(231人)と「会員特別功労者」(264人)を合わせて495人が表彰を受けた。教会役員功労者の代表者、会員特別功労者の代表者に、それぞれ庭野会長から感謝状と記念品が手渡された。
引き続き、功労者を代表して那須教会の女性会員(69)が体験説法に立った。小学生の頃に患った病気、母親の突然の事故死など苦しみや悲しみに見舞われる中、サンガ(教えの仲間)の温かな触れ合いと機関誌に掲載された信仰体験が、人生の転機になったことを吐露。教務部長や支部長など29年にわたり歴任したお役を通して、両親の深い愛情、いのちの尊さに気づいた感謝を発表した。
次いで、日本カトリック司教協議会会長で、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の理事を務める髙見三明カトリック長崎大司教と、天台宗の森川宏映第二百五十七世天台座主が登壇し、祝辞を述べた。
法話に立った庭野会長は、「人間は、いくつになりましても、これからという気持ちが大切であると教えて頂きます。年齢を重ね、高齢になって分かることもたくさんあります。80周年を迎え、開祖さまの精神をしっかりと体して布教伝道に取り組んでまいりたいと思います」と語り、本会を創立した庭野開祖の教えを会員一人ひとりが心に留め、修行精進していく尊さを説いた。
なお、式典の模様は「特設サイト」から配信され、パソコンやタブレット端末、スマートフォンを介して会員が視聴した。
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