心を一つに お会式・一乗まつり <詳報>
平成29年次「お会式・一乗まつり」が10月15日、立正佼成会本部(東京・杉並区)周辺で開催された。降りしきる雨の中、本会発祥の地・修養道場から法輪閣駐車場までを練り歩く「一乗行進」に、本部班、国内外の支教区、教会など41隊、約7000人が参加。万灯やマトイを中心に活気あふれる行進が繰り広げられた。沿道からは約2万人が声援を送った。
「お会式・一乗まつり」は、日蓮聖人のご遺徳を偲(しの)ぶとともに、「人を救い、世を立て直す」との決意のもと、法華経実践の生涯を貫いた庭野日敬開祖を追慕・讃歎(さんたん)し、報恩感謝の心で菩薩行の実践を誓願するもの。参加者や見学者、地域の人々が一体となり、「一乗精神」を現す場としている。
午前9時、大聖堂で「一乗行進祈願供養」を厳修し、川端健之理事長を導師に読経供養が行われた。続いて、庭野日鑛会長が登壇し、「まつり」の言葉の意味について、「まつりとは間を結ぶ、間をつり寄せること」と説明。親子、若者と高齢者、自分と亡くなった親や先祖、神仏とも「間をつり寄せる」ことが大切であり、「お互いさまに、人と人の間をほどよく“つり寄せる”お会式・一乗まつりにして頂きたい」と参加者を激励した。
午後0時30分、本会発祥の地・修養道場前で千代田中央教会青年男子部長(34)が、高らかに発進を宣言。白装束の本部班を先頭に、「一乗行進」がスタートした。