唯仏与仏(68) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

在家の生活では、さまざまな出会いのなかで愛着心や欲望にとらわれることが多々あります。自分の才覚だけで仏道を歩もうとしても、間違った方向に進まないともかぎりません。自分中心の狭い見方では、まわりが見えなくなって、とんでもない横道に入りこんでしまうこともあるものです。

ですから、「四諦(したい)」「八正道(はっしょうどう)」「六波羅蜜(ろくはらみつ)」など、お釈迦さまが説かれた法門をよく学んで、一日一日の心と行ないをととのえていくことが大事なのです。

(『庭野日敬平成法話集2 我汝を軽しめず』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書129ページから)

※『庭野日敬平成法話選集2 我汝を軽しめず』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b511184.html