唯仏与仏(34) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

さまざまな恩恵に素直に感謝できる人は、まわりの人たちに心を向けていくことができるようになります。「世のため、人のために、真心で働かせていただきたい」という気持ちで、一つ一つの出会いや仕事を謙虚に、丁寧に、心をこめて行なうことができます。そのことが、めぐりめぐってまわりの人に後押しいただけることにつながります。

ふれあうご縁を「善き縁」にしていこうと努力する、それが「縁」を生かすということでもあり、「縁」に生かされることでもあるのです。一瞬一瞬の命がいきいきと動いていくとき、自分と周囲との「出会い」は一期一会です。

(『庭野日敬平成法話集1 菩提の萌を発さしむ』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書181ページから)

※『庭野日敬平成法話集1 菩提の萌を発さしむ』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b358914.html