唯仏与仏(23) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

自分の人生をふり返ると、一つの考えに帰着します。それは、私の一生はつまるところ、無数の人たちとの出会いによって導かれ、築かれてきたということです。あのとき、あの人と出会って、歩む道に確信がもてた……といったようなことが多く、あらためて一種の驚嘆の思いに駆られます。

「出会い」というものは、ありがたいものです。「一期一会」ではありませんが、いつでも、どこでも、出会った人を大切にする――それが仏さまの教えに適(かな)った生き方であるように思います。

(『庭野日敬平成法話集1 菩提の萌を発さしむ』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書118ページから)

※『庭野日敬平成法話集1 菩提の萌を発さしむ』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b358914.html