唯仏与仏(3) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話
「如来寿量品(にょらいじゅりょうほん)」には、「毎に自ら是の念を作す 何を以てか衆生をして 無上道に入り 速かに仏身を成就することを得せしめんと」と説かれています。※1
仏さまは、「どうしたら人びとが迷うことなく、仏になってもらうことができるかと、それを常に念じている」とおっしゃっているのです。
このように、私たちが仏になることが仏さまの願いなのですから、私たちはその仏さまの願いをありがたく頂戴(ちょうだい)して、仏になる道に勇往邁進(ゆうおうまいしん)していくのが人間として当然のつとめなのです。
(『庭野日敬平成法話集1 菩提の萌を発さしむ』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書26ページから)
※『庭野日敬平成法話集1 菩提の萌を発さしむ』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b358914.html
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b358914.html
※1「毎(つね)に自(みずか)ら是(こ)の念(ねん)を作(な)す 何(なに)を以(もっ)てか衆生(しゅじょう)をして 無上道(むじょうどう)に入(い)り 速(すみや)かに仏身(ぶつしん)を成就(じょうじゅ)することを得(え)せしめんと」