「2033年にエルサレムで人類の救済を祝おう/教皇」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)

2033年にエルサレムで人類の救済を祝おう/教皇

トルコを訪問中であったローマ教皇レオ14世は11月29日、イスタンブールを代表するイスラームの礼拝所である「スルタンアフメト・モスク」(通称・ブルーモスク)に足を運んだ。15分間の短い訪問だったが、教皇を案内した同モスクのムアッジン(信徒に祈祷の時刻を告げる人)を務めるアシュキン・ムーザ・トゥンカ師は、「教皇がもう少し時間をかけて見学し、モスクの雰囲気を感得したかったと発言していたが、満足そうだった」と、訪問後に述べていた。

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栄福の時代を目指して(15) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

国難の昂進:外交失態による国際的孤立

前回に書いた「国難」はますます昂進(こうしん)している。高市早苗首相は、大失言について撤回や謝罪を拒んでいるので、中国の態度はさらに硬化した。国際会議で日本を非難するとともに、大規模演習を行って日本を威圧した。その際に、空母から発艦した自衛隊機に中国軍機がレーダー照射を行ったと日本側は発表して非難の応酬となった。

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食から見た現代(22) グリーフシェアクッキング  文・石井光太(作家)

東京都新宿区の若松河田駅から目と鼻の先にある小さなマンションの一室で、その料理教室は月に1~2回開催される――。

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内藤麻里子の文芸観察(75)

野宮有さんの『殺し屋の営業術』(講談社)は、殺し屋たちが織りなすだまし合いを描いた知的で刺激的な作品だ。コンプライアンスに配慮しなければならない時代に、エンターテインメントに振り切った殺し屋の世界を描き出してみせた。小説とはこういうものだ。

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カズキが教えてくれたこと ~共に生きる、友と育つ~ (12)最終回 写真・マンガ・文 平田江津子

惜しみなく人と出会っていく私でありたい

重度知的障害、自閉症と診断されている息子・カズキは現在21歳。高校卒業後、彼は生活介護事業所に通い軽作業などの仕事をしています。

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切り絵歳時記 ~柳田國男『先祖の話』から~ 1月 文/切り絵 ルポライター・切り絵画家 高橋繁行

人は死ねば子孫の供養や祀(まつ)りをうけて祖霊へと昇華し、山々から家の繁栄を見守り、盆や正月に交流する――柳田國男は膨大な民俗伝承の研究をもとに日本人の霊魂観や死生観を見いだした。戦時下で書かれた柳田國男の名著『先祖の話』をひもときながら、切り絵を使って日本古来の歳時記を絵解きしたい。

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楽生(らくいき)~楽に生きるを極めるヒント~(9) 文・日本笑いヨガ協会代表 高田佳子

「正しい」の反対語とは!?

前回は、人の目を気にせず、自分のこころに正直になることが、価値観が変化してきた現代を生きるためにはとても重要だというお話でした。今回は、その延長線上で「正しさ」について考えてみたいと思います。

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