「ウクライナ最高会議がモスクワ総主教区系正教会の存続を禁止」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)

ウクライナ最高会議がモスクワ総主教区系正教会の存続を禁止

ウクライナ最高会議(議会、一院制)は8月20日、「諸宗教組織の活動における憲法制度の擁護」と題する法案を、賛成265、反対29で可決し、国内で「モスクワ総主教区系のウクライナ正教会」を含む、「あらゆるロシア系の宗教組織の存続」を禁止した。

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石巻教会 発足60周年の記念行事として石巻川開き祭りに参加

立正佼成会石巻教会は今年10月20日、発足60周年を迎える。この機に、同教会では、布教に尽力してきた先達への感謝を胸にさまざまな取り組みを展開。その一つとして、長年にわたり参加を続ける市内での「石巻川開き祭り」(8月3、4日)で、会員101人がマトイ行進や和太鼓の演奏を披露した。

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横浜教会「壮年の集い」 JVCの国際支援事業への協力を報告

紛争の影響を受ける人々を助けようと、立正佼成会横浜教会壮年部は昨年から、世界各地で人道支援を行う認定NPO法人日本国際ボランティアセンター(JVC)の事業に協力している。8月4日、その活動報告を兼ねた「壮年の集い」を教会道場で開催し、壮年部員ら100人が参加した。

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人口減少時代の老い支度 身も心も健やかになる供養とは

人口が減少し、単身世帯が増加する中、それでもなお、先祖供養や墓守のことを大切にしながら限りある人生を豊かに生きるには、どんな心構えが必要なのだろうか――。庭野日敬開祖の法話をひもときながら、弔いや供養の現代的な在り方を示す識者の寄稿、老い支度を始めた体験談を通して、自分らしい人生を送る秘訣(ひけつ)について考える。

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食から見た現代(9) 祖国の手の味(ソンマッ)  文・石井光太(作家)

千葉県の京成電鉄検見川駅から徒歩10分ほどの住宅街に、千葉朝鮮初中級学校がある。関東の朝鮮学校の中で、唯一給食を提供している学校だ。

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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(89) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

死者とお盆

日本の民間信仰では、お盆には、縁のある死者が地上に戻ってきて、生きている人々と交流ができると信じられている。だから、日本人はこの時期にお墓参りをし、お供えをして、死者に対して祈る。この慣習は、今でもかなり受け継がれている(拙著『神社と政治』角川新書、2016年、第5章)。

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