ローマ教皇フランシスコが退院(海外通信・バチカン支局)
ローマ教皇フランシスコは4月1日、ローマ市内のジェメッリ(カトリック総合病院)から退院した。同日朝、教皇はジェメッリの出口で待つ報道関係者や信徒にあいさつした後、昨夜に4歳の女の子を亡くした夫婦に声をかけ、自身の胸に顔を埋めて嘆く母親を慰めた。その後、バチカンにある自身の居所「聖マルタの家」に帰着した。
「ウクライナとロシアの正教会間対話――WCCとバチカン」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)
ウクライナとロシアの正教会間対話――WCCとバチカン
ジェリー・ピレー総幹事をはじめとする世界教会協議会(WCC)の使節団は3月23日、バチカンを訪問してローマ教皇フランシスコと懇談し、「ウクライナ侵攻をめぐる政治的、経済的な理由で対立するウクライナとロシアの正教会」などの話題を中心に意見交換した。
新たに出会う人々との“つながり”が自らの原動力に 関東教区大学生青梅練成会
立正佼成会の青梅練成道場(東京・青梅市)の受け入れ再開に先駆け、行事の試験実施に名乗りを上げたのは、関東教区だ。コロナ禍前まで毎年練成会を実施してきたが、活動自粛で休止を余儀なくされていた。今年に入り、イベント開催の制限など、都の対策が緩和されるとともに、道場再開に向けた一報を聞き、野外に限定しての開催を決めた。
こども食堂から築く共に生きる社会(12)最終回 文・湯浅誠(認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長)
人々をつなぐ――こども食堂が地域の「接点」に
かつて、お寺は地域のインフラでした。現代でも、人は生まれてから死ぬまでの間に、何らかの形でお寺にお世話になっていると思います。そしてお寺は、地域の交流拠点という役割も担っていました。季節ごとに、お寺の境内で町のお祭りが行われることも珍しくありませんでした。