信仰に確固とした根を張って――名誉教皇ベネディクト十六世の遺言(海外通信・バチカン支局)

ローマ教皇フランシスコは昨年12月28日、バチカンで行われた水曜恒例の一般謁見(えっけん)の終わりに、名誉教皇ベネディクト十六世の病状に言及し、「沈黙のうちにカトリック教会を支えている、名誉教皇ベネディクト(十六世)の容体が悪化している。主なるキリストが彼を慰め、彼のカトリック教会に対する愛の証しを最後まで支えてくださるように、特別なる祈りを捧げよう」と参集した信徒たちに呼びかけた。それから3日後、バチカンのマテオ・ブルーニ報道官は、バチカン記者室に詰める国際記者たちに対し、「名誉教皇ベネディクト十六世が今朝(31日)9時34分(現地時間)、バチカンにあるマーテル・エクレジエ(教会の母)修道院で死去した」と明らかにした。また、弔問の受け付けは年が明けた1月2日から4日にかけて行われ、葬儀は5日の午前9時30分からサンピエトロ広場で挙行されると公表した。

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