バチカンから見た世界(151) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

教皇が自叙伝を刊行(1)―日本に思いを寄せた青年時代―

3月13日は、ローマ教皇フランシスコが2013年に第266代教皇として選出されてから11周年の記念日だった。その1週間後には、教皇がイタリア民放テレビ局記者の協力を得て執筆した自叙伝『人生、世界史の中での私の履歴』(ハーパーコリンズ)が刊行された。この中で、教皇は現代史に沿って87歳の生涯を振り返っている。イタリアの日刊紙「コリエレ・デラ・セラ」が14日、2ページにわたり同書の概要を報じた。

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大人が学ぶ 子どもが自分も相手も大切にできる性教育(13)最終回 文・一般社団法人ソウレッジ代表 鶴田七瀬

『思考しよう』

私たちは社会の中で、「男性はこう」「女性はこう」という価値観を共有しながら生きています。生物学的な性別に対し、このような社会的・文化的役割として求められる性別をジェンダーと言います。

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バチカンから見た世界(148) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

3宗教間の融和なくして中東和平は実現できない(6)―対話のない戦争―

1月15日、ローマのカトリック大学で新学期の始業式が行われた。その席上、聖都エルサレムのラテン(ローマ)系カトリック教会のピエルバッティスタ・ピッツァバッラ大司教(枢機卿)が講演した。

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バチカンから見た世界(147) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

3宗教間の融和なくして中東和平は実現できない(6)―イスラエル・ハマス間戦争後のガザ地区はどうなるのか?―

イスラエルのネタニヤフ政権は、パレスチナ領ガザ地区におけるイスラーム過激派組織ハマスの掃討作戦が長期間にわたると予告し、作戦終了後もイスラエルの安全保障を理由に、ガザ地区におけるパレスチナ自治政府(PNA)の主権を排除し、実効支配を予測させるような発言をしている。

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「能登半島地震」教団本部に災害対策本部が設置され、被災地の状況を確認(動画あり)

令和6年1月1日午後4時10分、石川県能登半島地方を震源とする「能登半島地震」が発生した。地震の規模を示すマグニチュードは7.6。東日本大震災以来の大津波警報が、同県能登地方に発表された。こうした事態を受け、立正佼成会本部は2日、熊野隆規理事長を本部長とする災害対策本部を設置。被害の大きい能登地方を包括する金沢教会を中心に、揺れや津波を観測した北陸、新潟両支教区の被災状況を確認し、被災者への支援やニーズの把握などを行うため、同教会に本部スタッフを派遣した。また、3日には、教団ウェブサイトを通じて『能登半島地震により被災された皆さまへ』と題するメッセージを発表した。

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佼成合唱団音楽法要 4年ぶりに開催

パイプオルガンの調べに乗せて、澄んだ歌声が響く――。混声合唱を中心に仏教讃歌を披露する「佼成合唱団音楽法要」(主催・立正佼成会教務部儀式行事グループ)が昨年12月24日、大聖堂(東京・杉並区)を会場に行われた。コロナ禍を経て4年ぶり、4回目の開催。会員や市民ら約300人が参集した。

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令和5年次「教団幹部会」 オンラインで開催

立正佼成会の令和5年次「教団幹部会」が11月17日から19日まで、法輪閣と大聖堂(ともに東京・杉並区)を拠点にオンラインで開催された。国内外の教会長、教庁役職者、事業体役職者らが参加した。

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佼成出版社発刊の『風さわぐ北のまちから』(著者・遠藤みえ子)が、第72回小学館児童出版文化賞を受賞(動画あり)

佼成出版社から昨年6月に発刊された、遠藤みえ子氏の中高生向け書籍『風さわぐ北のまちから 少女と家族の引き揚げ回想記』がこのたび、第72回小学館児童出版文化賞を受賞した。

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『無自覚な差別』をテーマに 「令和5年次職員人権啓発講座」

立正佼成会人権啓発委員会による「令和5年次職員人権啓発講座」が10月11日、大聖ホール(東京・杉並区)を拠点に対面とオンラインのハイブリッド形式で行われた。教団職員ら約300人が参加した。

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第36回IARF世界大会をルーマニアで開催 世界18カ国から宗教者ら約200人が参集

『“Faith in Reconciliation”~和解に向けた信仰者の役割~』をテーマに、「第36回国際自由宗教連盟(IARF)世界大会」が9月4日から6日までルーマニアのクルジュ=ナポカにあるジョン・ジギスムント・ユニテリアン神学校で開催された。世界18カ国から宗教者や学者ら約200人(オンライン参加含む)が参集。立正佼成会からは、IARF日本チャプターに参画する会員66人が参加したほか、国際評議員を務める本会総務部の佐原透修次長(渉外グループ)が出席した。

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