ACRP執行委員会がシンガポールで開催

(本会渉外グループ提供)
1976年11月、アジア宗教者平和会議(ACRP)が初開催され、シンガポールの地にアジア21カ国から約300人の諸宗教代表者が集った。それから、来年で50年ーー節目となる本大会を意義あるものとするため、ACRPの執行委員会が4月28日から30日まで、シンガポールの聖ジョセフ教会で開催された。18カ国から約50人が出席。ACRPの國富敬二監事(徳島教会長)、篠原祥哲事務総長らが参加した。
第10回ACRPは、2026年11月23日から26日まで、『大胆で革新的な行動によって平和なアジアを築く』(仮訳)をテーマにシンガポールで開催予定だ。執行委員会では、23日に青年と女性を対象にした事前大会をそれぞれ開くことを確認。24日から26日までの本大会では、三つの分科会を立ち上げることが決まり、各議長らが選任された。さらに、実施に向けた会議を重ねてきた大会準備委員会が大会運営委に名称を変更。大会宣言委、大会財務委など五つの委員会の設置が決まった。大会ロゴも発表された。

発表された大会ロゴ
また、第1回ACRPを開催した日時に合わせて創設50年を祝うイベントを企画。ACRPを支えてきた物故者の顕彰、これまでの歩みをまとめた映像の上映などを行うことが確認された。ACRPが進める五つの「フラッグシップ・プロジェクト(重点実施事業)」などの報告もなされた。
このほか、委員会の期間中、『平和に向けたAI(人工知能)倫理とアジアの宗教』をテーマに特別イベントが実施された。