中央学術研究所「梵文法華経と漢訳法華経の研究(A Study of the Sanskrit and Chinese Lotus Sutra)」サイトリニューアル

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立正佼成会中央学術研究所学術研究室はこのほど、「法華経における文献学的実証研究の推進」業務の一環として公開しているウェブサイト、「梵文(ぼんぶん)法華経と漢訳法華経の研究(A Study of the Sanskrit and Chinese Lotus Sutra)」をリニューアルした。

同サイトは、中央学術研究所の設立50周年を記念して2019年に開設された。漢訳法華経の原典とされる「梵文法華経」写本の文献学的研究に関連した成果を、国内外に向けて情報公開することが設置の目的だ。

長く梵文法華経写本の研究に従事する学術研究室の西康友主幹が、開設時から制作・更新を担当。サイト内では、これまでの西氏の研究業績(著作/論文/講演・口頭発表/YouTubeチャンネル出演など)のほか、2021年から取り組む、文部科学省の外郭団体「日本学術振興会」の助成指定研究課題「梵文法華経諸問題解明のための基盤テキスト構築『ケルン南條本』校訂へ向けて」(JP21K00058)の研究成果を公表している。

また、仏教経典の解読や研究の資料として広く活用されることを願い、同氏が編纂(へんさん)する『Philosophica Mahāyāna Buddhica Monograph Series(大乗仏典思想叢書=そうしょ)』の全ページを世界へ向けて公開。閲覧者はこれらのPDF版をダウンロードできる。

今回のリニューアルでは、トップページに研究目的の要約や最新の研究活動トピックを列挙するなど、見やすさと分かりやすさを重視したレイアウトとなっている。

 

談話 西康友主幹

「中央学術研究所では、世界の皆さまに立正佼成会が真の在家仏教教団として認識してもらえるよう、本会付置研究所として法華経を中心とした研究を積み重ねてきました。私も微力ながら、その一端を担うことを願い、このサイトを開設しました。

脇祖さまのご神示『立正佼成会をもととして法華経が世界万国に弘まる』の具現化の一つとして、世界の人々に向けて、学術的な視点で『開祖さま・会長先生の教え』と法華経を知って頂く機縁となれば、これ以上の喜びはありません。

現在、共同研究者と法華経を中心とした大乗仏典の思想について、文献学的手法に立脚して研究を進めています。当サイトでその研究成果を公開しています。これらが仏教思想研究の基盤資料として広く活用して頂けることを願ってやみません」

ウェブサイトのURL:https://www.cari-saddharmapundarika.com/