大聖堂で「観蓮会」 庭野会長が「お言葉」 蓮の花のようにきれいな心で (動画あり)

セレモニーで「お言葉」に立つ庭野会長

立正佼成会の大聖堂1階庭園広場(東京・杉並区)の蓮池に薄桃、純白の蓮華が開き、見ごろを迎えている。7月1日朝には「観蓮会」が催され、庭野日鑛会長、國富敬二理事長はじめ、「朔日(ついたち)参り(布薩=ふさつ=の日)」式典に参加する会員、本会職員らが集った。同会は、コロナ禍による中断を経て、4年ぶり12回目の開催となる。

午前8時から行われたセレモニーは、佼成箏曲部の序奏で開幕。続いて、「お言葉」に立った庭野会長は、「蓮の美しい花を観て、私たちの心も蓮の花のようにきれいにしていく」ことが修行であるとし、会員一人ひとりが日々、心の在り方を見つめて精進する大切さを示した。この後、庭野会長は庭園広場を巡り、蓮の花を観賞した。

当日の様子(クリックして動画再生)

会場では、レンコン粉末を使用した「れんこんサブレー」や蓮茶が振る舞われた。また、蓮の生態に関するクイズ、茎を利用したシャボン玉作り、葉脈に水を通す蓮の葉シャワー体験といったコーナーが設けられ、参集者を楽しませた。

沼田教会の男性会員(48)は、「セレモニーの後、庭園で蓮を観賞して、花の美しさを味わいながら会長先生の『お言葉』をかみしめました。蓮の花のようにきれいな心で、目の前の人を大事にできる自分でありたいです」と語った。

また、川内教会の男性会員(71)は、「蓮が開花する限られた時期に大聖堂に来られ、観蓮会にも参加できたことが有り難く、この巡り合わせに感謝せずにはいられません。美しい花々を見ていると、少年時代、野山を駆けて遊んでいた記憶がよみがえりました。歳(とし)を重ねるうちに、便利な世の中に慣れ過ぎてしまった私ですが、人間は自然に生かされて生きているという大事なことを思い出しました」と話した。