「第18回アイラブ団参(耳の聞こえない人・聞こえにくい人の参拝)」中止のお知らせ

聴覚に障がいのある人たちが立正佼成会本部(東京・杉並区)に集って共に教えを学び、触れ合いを深める「アイラブ団参」が毎年開催されています。今年も10月31日、11月1日の実施に向け、実行委員会を中心に準備が進められてきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、検討を重ねた結果、開催を中止することになりました。

参加者には高齢の会員も多く、また、団参の内容に「3密」の要素が多いことなどから、安全な状況のもとでの実施は難しいとの判断によるものです。実行委員会、また本部の主管部署では「『早めの自粛と遅めの再開』『佼成会の活動で感染者を発生させない』という本会の方針のもと、参加者の感染防止と安心安全を最優先します。団参への参加を予定されていた方々、関係する方々のご理解をお願い致します」とのメッセージを発表しています。

増元優揮実行委員長(55)=八王子教会=の談話

全国で多くの方々が団参を楽しみにされていたと思います。私たち実行委員もこれまで話し合いを重ねてきましたので、開催の中止はとても残念です。

昨年のアイラブ団参から

それでも、今回の事態の中で、新聞の発行や動画の発信など、皆さんとコミュニケーションを図るための新たなアイデアが生まれました。今後のアイラブ団参の活動に生かせると学ぶことができました。

一方で、皆さんに直接お会いして、一緒に体験説法に共感したり、手話で法座をしたりする楽しさは、どんな方法を駆使しても超えられないとも感じました。来年こそは皆さんにお会いできることを楽しみにしています。