一食研修ツアー 一行がミャンマーを訪問

「一食研修ツアー」の一行は、現地の小学校を訪問。移動図書館を利用する児童たちに、「一食を捧げる運動」をイラストを用いて紹介した

立正佼成会の「一食(いちじき)研修ツアー ミャンマー事業」が、9月15日から21日まで実施され、団員16人がミャンマーを訪れた。

同ツアーは本会一食平和基金の支援先を視察し、世界の諸課題を学びながら「一食を捧げる運動」への理解を深め、運動の推進につなげるもの。

同国では、2011年の民政移管以降、高い経済成長を続ける一方、人口の約4割が国際貧困ライン以下での生活を余儀なくされており、貧困の解消による所得格差の改善が課題だ。国の持続的な発展に向け、教育環境の整備も急務となっている。

一行は、本会と「シャンティ国際ボランティア会」(SVA)が協働して取り組む読書推進事業を視察するため、三輪バイクを使用した移動図書館に同行。目的地の小学校で児童たちが絵本を手に取り、読みながら友達と語り合う様子を見学した。このほか、移動図書館を利用する児童の家庭を訪れ、親たちの話に耳を傾けた。

また、国連世界食糧計画(国連WFP)の現地事務所を訪問。事務所の駐在員から、ミャンマーの貧困の現状や教育事情、さらに本会一食平和基金が資金助成を行う、児童の就学率向上を図るための学校給食事業について説明を受けた。
(後日詳報)