英マンチェスター大のアウラ博士が本会で報告会 新宗教の社会福祉活動に精通

立正佼成会の社会福祉活動を研究する英マンチェスター大学のディフェーボ・アウラ博士の研究報告会が9月4日、事務庁舎で開かれ、本部職員17人が参加した。

『日本の宗教団体の社会活動』をテーマに研究するアウラ氏は、2016年から1年間、本会の社会福祉講座を受講するとともに、会員への聞き取り調査などを行った。帰国後、『新宗教の社会福祉活動 立正佼成会を事例として』と題する論文を発表。今年6月に同大学で博士号を取得した。今回の報告会は、アウラ氏の来日に合わせ、論文の内容や研究結果を紹介するものとして開かれた。

アウラ氏

当日、アウラ氏は、研究に対する本会や会員の協力に謝意を表した後、本会の社会福祉活動の特徴について説明。同活動が菩薩行の一環と位置づけられ、信仰活動と社会貢献が一体である点を詳述した。また、高齢の会員同士や社会福祉専門担当者らによる友愛訪問などを通した、会員のきめ細かな触れ合いは、特に独居高齢者の精神的な支えとなり、安否確認としても大きな役割を果たしていると強調した。

その上で、日本では「政教分離の原則」を理由に宗教団体と行政との連携が難しいなど、宗教団体が公益性の高い活動をする場合に、制約の課題があると指摘。「地域の社会福祉協議会や町内会との協力を続けるなど、社会性を高めていくことが大切」と述べた。