WCRP/RfP日本委「フクシマコミュニティづくり支援プロジェクト」 2018年度第4期支援先発表

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会はこのほど、「フクシマコミュニティづくり支援プロジェクト」の2018年度第4期支援先を発表した。

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同プロジェクトは、東日本大震災の復興支援として14年10月に発足。今回の支援を含め4年半で18期にわたり、延べ263団体に計約5000万円を支援してきた。推進する同日本委の東日本大震災復興タスクフォースの終了に伴い、同プロジェクトも今回の支援をもって終了となる。

福島県では今も、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響を受け、約4万人が県内外で避難生活を送る。今回は、地域内や世代間の交流を通したコミュニティーの再生、活性化に取り組む13団体に計252万円を寄託する。

支援先の一つ、二本松市の「ライフケア」は安全に暮らすことができる地域づくりを目指すNPO法人。復興公営住宅などで演劇や音楽の公演、マルシェといった活動を行い、住民の出会いの場づくりに取り組む。

また、いわき市の「いわき食育文化継承実行委員会」は、風評被害を払拭(ふっしょく)するため、地元の農家や漁師と協力し、市内の食材を生かした料理を提供。伝統料理を地域の魅力として発信している。