ACRP執行委員会 東京での第9回ACRP大会に向けて
第9回アジア宗教者平和会議(ACRP)大会を来年に控え、ACRP執行委員会が4月11、12の両日、立正佼成会の大阪普門館(大阪市)で開催された。
ディン・シャムスディーン実務議長(インドネシア、元大統領特別補佐官)、根本信博事務総長をはじめ、アジア19カ国から仏教、キリスト教、イスラーム、ヒンドゥー教、道教、神道の宗教指導者、オブザーバーらを含む約100人が参加。世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会から、ACRP共同会長を務める庭野日鑛会長、同執行委員の植松誠理事長(日本聖公会首座主教)、黒住宗道理事(黒住教教主)、川端健之理事(本会理事長)、國富敬二事務局長が出席した。
執行委員会は毎年、加盟国が持ち回りで受け入れを担う。ACRP大会が開かれる前年は同大会の開催国で行うとの規定により、今年は日本で開かれた。
開会セッションでは、シャムスディーン実務議長があいさつに立った。この中で、紛争や対立、環境問題といったアジアに山積する諸課題の解決に向け、各国委員会が使命感を持って活動を展開し、ACRPの諸宗教者が連帯を強めることが重要と強調。その上で、ACRPが「対話型」から「行動指向型」の組織へシフトし、精神性を保ちつつ、具体的な貢献を果たしていきたいと語った。
この後、2日間にわたる執行委員会では、来年10月に初めて日本で開催される第9回ACRP大会の実施概要のほか、ACRPの組織運営のあり方や規約改正などが話し合われた。