【詳報】本会「創立81周年記念式典」 人材育成を誓願

立正佼成会の「創立81周年記念式典」が3月5日、東京・杉並区の大聖堂をはじめ全国各教会で挙行された。大聖堂の式典には会員約3500人が参集。法話に立った庭野日鑛会長は、「家庭での教育が、最も肝心な、根本的な教育」と強調し、親が教えに沿った生き方の模範を示すことで、子供の宗教心が育まれると述べた。式典の様子は、国内外の教会や拠点にインターネットで同時配信された。

啓白文を奏上する光祥次代会長

式典では、読経供養が行われ、導師をつとめた庭野光祥次代会長が庭野会長の啓白文を奏上した。

この中で庭野会長は冒頭、「本会は、昭和十三年三月五日、開祖さまと脇祖さまの『法華経に込められた真の仏教精神をひろめ、現実に人を救い、世を立て直したい』との熱意と真心を基(もと)に創立されました」と振り返った。その上で「教団創立百年」を展望し、「人材育成――人を植える――という根本命題に全力を尽くしていくことが、私たちの大切な務めであります」と強調。人材育成のために、「一人ひとりが、家庭、学校、職場、地域、また世界で、惜しむことなく自分から一歩を踏み出し、それぞれの個性をいかして三つの基本信行――『ご供養』『導き・手どり・法座』『ご法の習学』――を実践してまいります」と誓願した。