教団本部 自然災害への対策、各方面で

本郷通り沿いの本会発祥の地・修養道場の外壁が改修された

近年、全国各地で地震や豪雨などによる自然災害が多く発生している。こうした状況を受け、立正佼成会本部は、災害対策に取り組んでいる。このほど、本会発祥の地・修養道場(東京・杉並区)の外壁が改修され、2月19日には、「災害対策本部事務局訓練」が行われた。

本会発祥の地・修養道場 石塀からアルミフェンスへ

地震時の安全対策を目的とした本会発祥の地・修養道場の外周塀改修工事が先ごろ完了した。東側と南側の歩道に面した部分が、これまでの石塀から軽量のアルミフェンスに変わり、新たな景観を見せている。

石塀は、設置から30年以上が経ち、表面の風化が進んでいた。また、南側の塀が歩道側に若干傾いていることも確認されていた。そうした状況の中、昨年6月の大阪府北部地震でブロック塀が倒壊し、女児が犠牲となったことから、改めて塀の安全性を見直し、地震時への備えとして今回の改修工事が実施された。

工事は昨年10月中旬から12月末までの約2カ月間、行われた。見通しの良いアルミフェンスになったことで、防犯上の安全性も向上。地域に対しても、より開放的な印象を与えている。

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