唯仏与仏(29) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

法華経の「方便品(ほうべんぽん)」には、「仏種(ぶっしゅ)は縁(えん)に従(よ)って起(おこ)る」と説かれています。私たちには仏になる種子がそなわっているのですが、それは「縁」にふれることで起こってくるというのです。つまり、仏さまは私たちに、「早く仏性(ぶっしょう)に目ざめなさい。まっすぐに仏道を歩みなさい」と絶えず呼びかけてくださっているのです。その呼びかけが、私たちが出会うさまざまな「縁」だということです。

(『庭野日敬平成法話集1 菩提の萌を発さしむ』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書161ページから)

※『庭野日敬平成法話集1 菩提の萌を発さしむ』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b358914.html