解脱会「立教90年」の祭礼 庭野会長の名代として中村常務理事が出席
解脱会の「奉祝立教90年・解脱金剛70年祭 第173回秋季大祭」が10月14日、埼玉・北本市にある解脱会の御霊地で行われ、立正佼成会の庭野日鑛会長の名代として中村憲一郎常務理事が出席した。
解脱会は、北本市出身の岡野聖憲会祖によって1929年に立教された。岡野会祖は、「『人間の幸福』は物質的な充足のみにあるのではなく、精神を高め言動を正していく中に恵まれるものである」とし、敬神崇祖・感謝報恩の道を説き、人心救済・世相善導に尽くした。信仰の対象は、宇宙大生命の本体である「天神地祇太神」、宇宙大生命のはたらきを表す「五智如来」、宇宙の真理を説いて遺(のこ)した岡野会祖の御霊魂である「解脱金剛」。在家信仰の教団で、本会とは、新日本宗教団体連合会(新宗連)や世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会を通じて長く協力関係にある。
当日は、奉祝入場行進で開式。おみたま櫃奉迎安置の儀、萬霊大供養に続き、岡野聖法長老が登壇し、「人間を拝み、物を拝み、全てのものを拝む」大切さを説いた。渡辺孝彦理事長による式辞の後、来賓を代表して埼玉県の上田清司知事、伊勢神宮の亀田幸弘少宮司、橿原神宮の久保田昌孝宮司、真言宗泉涌寺派総本山御寺泉涌寺の上村貞郎長老が祝辞を述べた。