浄土真宗本願寺派の職員が本会を見学 職員研修の一環で

浄土真宗本願寺派(本山・本願寺、京都市)の職員一行13人が9月18日、立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、施設を見学した。

当日、大聖堂に到着した一行は、当番修行に当たる足立教会の会員の歓迎を受け、大聖ホールに移動。庭野日敬開祖の法華経との出遇(であ)いや、本会の創立の精神、在家仏教教団である本会会員の基本信行を紹介するDVD「仏性開顕」を観賞した。

次いで、柳田季巳江総務部次長(渉外グループ)が、全会員が「同悲・祈り・布施」の精神で取り組む「一食(いちじき)を捧げる運動」を紹介。月に数回食事を抜き、その食費分を献金した浄財が、貧困の削減や教育支援に活用されていると説明した。また、1970年に京都で開催された「第1回WCRP(世界宗教者平和会議)世界大会」で名誉総裁を務めた同派の大谷光照門主(当時)が、開会の挨拶で、「いまや人類の運命は一つであり、平和な世界を築くために懸命の努力を払わなければならないときです」と述べたことに言及。「一食運動」は、開会の挨拶にある「この言葉と思いを同じくするものです」と語った。

この後、一行は大聖堂、一乗宝塔、法輪閣、開祖記念館を見学した。

今回初めて本会を訪れたという同派の男性(27)は、「大聖堂を見学した際、ホールの後方で、会員の皆さんが車座になってお話をされている様子をお見掛けしました。佼成会の『法座』だとスタッフの方に教えて頂き、実際に活動されている姿を目の当たりにでき感動しました」と感想を語った。