上海の玉仏寺住職・覚醒法師が本会を訪問
中国佛教協会副会長で、上海にある玉仏寺の住職である覚醒法師をはじめ同寺僧侶、上海テレビ局関係者ら一行6人が7月3日、立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、法輪閣で庭野日鑛会長と懇談した。川端健之理事長が同席した。
覚醒法師は、2006年11月15日に大聖堂で行われた、庭野日敬開祖の生誕100年を祝う「生誕100年 開祖さま生誕会」に来賓として出席。法輪閣での同祝賀会の席上、祝辞を述べた。翌07年6月には庭野会長が中国を訪れ、玉仏寺を参拝。覚醒法師をはじめ僧侶約50人の歓待を受けた。
懇談では、1993年に中国佛教協会(当時・趙樸初会長)の招きにより、山田惠諦第二百五十三世天台座主、庭野日敬開祖、田澤康三郎松緑神道大和山初代教主が上海を訪れ、それぞれの白寿・米寿・傘寿を祝う「慶祝会」が開催されたことや、当時、同協会副会長で玉仏寺住職だった真禅法師が三師と懇談したことなどが話題に上った。この中で庭野会長は、これに先立つ83年に西安からウルムチまで玄奘三蔵の足跡をたどった自身の旅に触れ、「真禅法師が同行してくださり、案内してくださいました」と語り、その恩に謝意を表した。
懇談ではさらに、昨年に20回を迎えた「日中韓仏教友好交流会議」を通じた日本、中国、韓国の仏教者の絆や、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会と中国宗教者和平委員会(CCRP)の合意に基づくプログラム「第1回日中宗教指導者交流」が昨年8月に実施され、庭野会長、川端理事長が北京市と雲南省を訪問したことなどに話が及んだ。覚醒法師と庭野会長は、日中両国、アジアの友好に向けて「今後のさらなる交流」を約束した。