新宗連理事会 憲法平和学習や新生復興祈念集会などの実施を決定

新日本宗教団体連合会(新宗連)の第29期第6回理事会が3月7日、東京・渋谷区の妙智會教団本部で開催された。深田充啓・円応教教主(新宗連名誉会長)をはじめ、理事、オブザーバーら55人が参加。立正佼成会から庭野光祥次代会長(同理事)、川端健之理事長(同常務理事)、中村憲一郎常務理事(会計委員長)らが出席した。

冒頭、受け入れ教団を代表して妙智會教団の齋藤賢一郎理事長があいさつ。続いて、公務で欠席の保積秀胤・大和教団教主(同理事長)に代わり、宮本惠司・妙智會教団法嗣(同常務理事)が議長を務め、各委員・機関が昨年度の活動を報告し、今年度の事業計画案などが審議された。

同計画案では、国会での「憲法改正」の動向を踏まえ、国民投票に対する理解を深める学習会を全国で実施することを検討。『絶対非戦』と『信教の自由と立憲主義』をテーマにした平和学習のプログラムをつくり、各地の新宗連総支部、協議会がどちらかのプログラムを選択して、学習会を実施する計画が提案された。

また、東日本大震災をはじめとした自然災害による犠牲者を追悼するとともに、被害の実態と教訓を学び、早期復興を祈念する「第5回新生復興祈念集会」を、岩手・釜石、陸前高田の両市で開催する案が議題に上がった。さらに、新宗連全国総会を熊本市で行うことなども話し合われ、全ての審議事項が全会一致で承認された。

なお、開会に先立ち、参加者は妙智會教団本殿大講堂に参拝した。