望めど、欲せず――ビジネスパーソンの心得帖
『望めど、欲せず――ビジネスパーソンの心得帖』(14) 文・小倉広(経営コンサルタント)
垂直なロープを登らずに、水平に広がる大地を歩く
7年前に出版した拙著『比べない生き方』(KKベストセラーズ)はロングセラーになっています。著者として有り難いことですが、それだけ、世の中では「比べる」ことが当たり前になっているのでしょう。それは、終わりのない苦しみです。「もっと上へ」「少しでも上へ」。その心情(欲)には際限がないからです。
『望めど、欲せず――ビジネスパーソンの心得帖』(13) 文・小倉広(経営コンサルタント)
やるべきことに手を付けられない時
「やるべきこと」に手を付けられない。分かっているのにできない。
もし、チームのメンバーがこの呪縛に取りつかれていた場合、あなたはこれまでどのような方法を使っていたでしょうか?
『望めど、欲せず――ビジネスパーソンの心得帖』(12) 文・小倉広(経営コンサルタント)
求められることを好きになる
「好きを仕事にする」
「嫌いなことをやらない」
どうやら、そんな風潮が世の中の主流になっているようです。
まったくもって賛成です。しかし、大いなる誤解があるような気がしてなりません。
『望めど、欲せず――ビジネスパーソンの心得帖』(10) 文・小倉広(経営コンサルタント)
恐れるべき唯一のものは「恐れ」そのものである
1933年3月。第32代米国大統領フランクリン・ルーズベルトは大統領就任演説で次のように述べました。
「我々が恐れるべき唯一のものは『恐れ』そのものである」
『望めど、欲せず――ビジネスパーソンの心得帖』(7) 文・小倉広(経営コンサルタント)
心身一如
健康管理はビジネスパーソンの基本です。それは、なぜでしょうか。若い頃の私は「会社を休まないため」「倒れないため」と考えていました。しかし、今は違います。「仕事の品質を高めるため」には体調管理が必須である、と気づいたのです。