「第24期カウンセラー養成講座」卒業式

昨年11月23日、佼成カウンセリング研究所による「第24期カウンセラー養成講座」の卒業式が立正佼成会法輪閣(東京・杉並区)で行われ、59人に卒業証書が授与された。第24期は、コロナ禍の影響で講座の実施が1年延期され、オンラインを活用して2021年4月に開講した。

当日は、卒業生を代表して、新津教会会員(57)、安城教会会員(56)が発表に立ち、約5年間にわたって得た学びを発表した。次に、教団を代表して熊野隆規理事長があいさつした後、追手門学院大学の永野浩二教授が『カウンセリングの本質について考える~つながりと成長~』と題して記念講演を行った。

永野氏はまず、カウンセリングの本質でもある「聞く、話す」といった日々の営みの大切さを再確認するため、体験型ワークショップを実施。卒業生が聞き役・話し役に分かれて〝語りたいことを聞いてもらえる〟ことの喜びを味わう時間が持たれた。卒業生は、先入観を捨てて関心を持って話を聞く姿勢や、感情を聞いてもらうことで心の中が整理でき、自己理解が深まることを体感した。

ワークショップのまとめに、永野氏は、信頼できる人と過ごすことや、安心できる環境の中で心を見つめることで、多くの支えに気づき、一人ひとりが持つ「問題を抱えながら生き抜く力が活性化する」と強調。自らのカウンセリング体験を紹介する形で、「私の人生を聞いてくれる人がいる」という実感が希望につながると伝え、卒業生の活躍に期待を寄せた。

この後、同研究所の中野雅子所長が卒業生代表に卒業証書を授与。一般社団法人全日本カウンセリング協議会理事長の野島一彦九州大学名誉教授による祝辞などが行われた。