開祖記念館公開講座 京都産業大学の吉澤教授が講演

開祖記念館の公開講座「出会いを語る」(全5回)の第3回が6月18日、立正佼成会浦和教会で開催され、京都産業大学文化学部の吉澤健吉教授が講演した。同講座は、庭野日敬開祖と縁のある宗教者や研究者を講師に招き、庭野開祖の顕彰を目的に実施される。埼玉支教区の会員約350人が参集した。

講演の中で吉澤教授は、京都新聞社で記者を務めていた1987年、比叡山開創1200年を記念して、世界の諸宗教者による第1回「比叡山宗教サミット」が行われ、初めて庭野開祖と出会った時の印象について言及。「いつでも『黒子に徹する』という謙虚な精神に感銘を受けた」と語った。

講演の中で、庭野開祖について語る吉澤教授

また、庭野開祖がインタビューで語った言葉を紹介。「開祖さまは、『人類の未来を担う子供たちを考えた場合、どうしても平和をつくりあげなくちゃならない。平和は向こうから来ない。つくらなきゃいけないんだ。だから、平和づくりほど大事な仕事はないと、私は思っている』と言われた。平和のための宗教協力の比重が開祖さまのお気持ちの中で、いかに大きいものだったのかを知りました」と当時を回想した。