比叡山宗教サミット37周年「世界平和祈りの集い」
比叡山宗教サミット37周年「世界平和祈りの集い」が8月4日、天台宗総本山・比叡山延暦寺(滋賀・大津市)で開催され、諸宗教者約420人が参集した。立正佼成会から熊野隆規理事長、和田惠久巳総務部長、菅野起代滋賀教会長、東靖憲京都教会長が出席した。
一隅を照らす会館前にある祈りの広場で行われた集いでは、1987年の第1回「比叡山宗教サミット」で発表された「比叡山メッセージ」が読み上げられた後、日本宗教連盟(日宗連)協賛5団体、日本ムスリム協会、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会、世界連邦日本宗教委員会の各代表、大樹孝啓第二百五十八世天台座主が登壇。午後3時30分に「平和の鐘」が打ち鳴らされ、参加者全員で「平和の祈り(黙とう)」が捧げられた。
この後、主催者代表挨拶を述べた大樹座主は、世界で生じている武力紛争の和解、気候変動に伴う大規模な自然災害からの復興が一刻も早く実現することを「参集者一同で祈り続けたい」と説示した。続いて、世界仏教徒連盟のパロップ・タイアリー会長、バチカン諸宗教対話省長官のミゲル・アンヘル・アユソ・ギクソット枢機卿によるメッセージが紹介された。
【次ページ:「平和の式典」ではペシャワール会の藤田千代子氏が講演】
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