比叡山延暦寺の獅子王執行らが来会 熊野理事長と懇談

熊野理事長(右から3人目)と懇談する比叡山延暦寺の獅子王執行(中央)

5月24日に天台宗総本山比叡山延暦寺(滋賀・大津市)の執行に就任した獅子王圓明師が7月18日、新内局(執行と6人の副執行で構成)発足のあいさつのため立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、熊野隆規理事長と事務庁舎応接室で懇談した。副執行の小寺照依法務部長、小森文道総務部長、青木円学管理部長、即眞永周財務部長らが同行、本会の和田惠久巳総務部長、佐原透修同次長(渉外グループ)が同席した。

懇談では、獅子王執行が新内局の発足を報告した後、同寺の総本堂・根本中堂(国宝)で約60年ぶりに行われている大規模改修の進捗(しんちょく)に話題が及んだ。屋根の葺(ふ)き替えや塗装彩色の修理などが進められており、小森総務部長は、国の文化財として専門家による調査・研究を並行しているため、完了までに多くの時間を要すると説明した。

落慶を待ち望む声が、檀信徒や諸宗教者など多方面から上がっているとの紹介を受け、熊野理事長は、「いろいろな方が心待ちにされているわけですね。私たちも楽しみにしています」と話した。