一食推進全国フォーラムをオンライン開催 それぞれの一食実践の在り方を語り合う

事業報告を行ううつくしまNPOネットワークの鈴木事務局長(Zoomの画面)

立正佼成会一食(いちじき)平和基金による「一食推進全国フォーラム」が7月13日、オンラインで開催された。同フォーラムは、「一食を捧げる運動」(一食運動)を通じた「こころのよろこび(功徳)」をかみしめるとともに、それぞれが抱える課題や疑問を分かち合い、情報を交換して、より主体的な運動の推進を目指すもの。全国で一食運動の推進役を担う会員ら223人が参加した。

冒頭、開式のあいさつを述べた本会一食平和基金運営委員会の齊藤佳佑委員長(教務部長)は、同運動のテーマが今年から、『こころがよろこぶ一食』に定められたことに言及。近年の多様化するライフスタイルを念頭に、自らが実践したいと思える方法で一食運動に取り組み、各自の主体性が育まれることに期待を寄せた。

続いて、一食平和基金の支援先である認定NPO法人国連WFP協会の矢部佳奈子氏、福島県での事業の運営を委託しているNPO法人うつくしまNPOネットワークの鈴木和隆事務局長が事業報告を行った。

この中で矢部氏は、昨年、同基金から500万円が寄託されたミャンマーでの学校給食プログラムについて解説。この支援の金額は、ミャンマーの子どもたち約16.6万食分の学校給食にあたると説明した上で、栄養改善、学習能力の向上、女児の就学率促進といった子どもへの支援に加え、地域産業の振興、食料生産性の向上、雇用の創出など、社会全体のサポートにもつながっていると語った。

次いで、参加者は、今年発表された同運動の「中期推進計画」の概要を確認した後、この日、一食運動ウェブサイトに公開された「『こころがよろこぶ一食』ワーク」のレクチャーを受けた。参加者は、新たにスタートしたワークを通して自身の心に目を向けたほか、一食平和基金による支援の受益者の声に触れた。

この後、参加者は班に分かれ、自身の一食実践や教会での推進について語り合った。

この中で、川崎教会の青年男子部員(29)は、コロナ禍を通して、移動では人の密集する場を避け、バスや電車を使わず歩いて浮いた交通費を一食運動の実践による献金に加えていると報告。開発途上国では、安全な水を得るために、毎日重い荷物を持って歩く人たちがいることに思いをはせ、「のどが渇くと、決まって彼らのことが頭に浮かび、もう少し頑張ろうという気持ちが湧きます。今年から、一食運動の『いつでも・どこでも・誰にでも・いつまでも』という実践スタイルに、『どのようなやり方でも』という一言が加わり、背を押された気持ちになりました。自分らしい実践を今後も続け、周りの人にも伝えていきたい」と話した。

「こころがよろこぶ一食」ワーク(一食を捧げる運動ウェブサイト)

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