「広島でAI倫理について語ることは例外的な重要性を持つ――教皇」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)

バチカンがトランプ前米国大統領の銃撃事件に憂慮を表明

バチカンは7月14日、米国ペンシルベニア州で13日に発生したトランプ前米国大統領を標的とした銃撃事件を受け、バチカン記者室を通して声明を公表した。

この中で、「昨夜の米国での暴力事件は、人間と民主主義を傷つけ、苦と死をもたらすのみ」と憂慮を表明。「聖座(バチカン)は、米国のカトリック司教たちと共に、米国と、犠牲者と、米国の平和のために祈り、暴力が勝らないように願う」と明かした。

米国のカトリック司教会議も、銃撃事件の発生直後に、「政治暴力を糾弾し、トランプ前大統領と、死傷者のために祈る」「政治的暴力は、政治的不和の解決にはならない」とアピールした。
(宮平宏・本紙バチカン支局長)