カトリック在家運動体「フォコラーレ運動」の代表者が本会を訪問

ローマに本部を置く「フォコラーレ運動」の諸宗教対話センターで共同責任者を務めるロベルト・カタラーノ師とリタ・ムッサレム師が5月1日、立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れた。2人は、台湾で開かれた「第6回仏教とキリスト教シンポジウム」に出席した後、来日した。当日は、同運動日本男子本部の的野ジルベルト代表、同運動女子本部の黒川真理子・諸宗教対話担当が同行した。

一行は、大聖堂での式典に臨んだ後、本会スタッフの案内により、大聖堂を見学した。次いで、大聖ホールで開かれた学林本科生との交流会に参加。学林生は、昨年12月に同運動の創立の精神である「福音の愛と一致」を生活の場で実践する共同村「ロッピアーノ」(イタリア・フィレンツェ付近)を訪れた際の感想をそれぞれ発表した。

これを受け、カタラーノ師は「自らの信仰に沿いながら真摯(しんし)に生きる皆さんの姿に触れ、私たちが影響を受けました。互いの存在と友情を励みにして、私たちが培ってきた精神を人々に伝えていきましょう」と学林生に期待を寄せた。また、ムッサレム師は、同運動創始者のキアラ・ルービック師や庭野日敬開祖の精神に立ち返る重要性を強調。「人々を隔てる心の壁を崩し、世界を一つにしていくためにも、隣人を愛することから始めましょう」と語った。

法輪閣で庭野光祥次代会長と懇談した一行はこの後、庭野日鑛会長と面会。開祖記念館と一乗宝塔を見学し、庭野開祖の生涯、信仰観などについて理解を深めた。